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愛車録

HONDA  LEGEND

レジェンド 3台目




ホンダ レジェンド 3台目 V 6 3500t 2005年式 KB-1 フルノーマル




約三十年の無事故無違反です。


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2018年 9月まで 14年間乗った レジェンド エクスクルーシブ フルノーマル

部品調達が困難になり、車検に受からず、廃車しました。

新車時から起算して 24年目でした。

前所有者が約 六万キロ、私が約 十四万キロ乗り、合計約 二十万キロ走りました。

エンジンも車体も絶好調だったのですが、車検に受からず(下記)・・・・・涙涙涙。


振り返ってみれば、

エクスクルーシブという最上級機種だったのが災いしました。

普及型のレジェンドとは部品の細部が異なるのです。


ABS が悪かったのですが、同じ ABS でも違うのです。

ホンダのお家芸とでも言いますか、最上級機種には普及型とは

少し違う部品が使ってあるらしく、部品調達が困難になりました。

四方八方に手を尽くしてみたのですが、直らないことはないけれど、

数十万円は見ておかなくてはならない、ということになりました。


乗るつもりで、タイミングベルトなど交換していたのですが、だめ。

おまけに不思議かな、ラジエーター上部からも冷却水の漏れ(滲み)が出て、

たしか最初に乗った KA 7 もラジエーター上部からの漏れ(滲み)が出て・・・・・

ラジエーター交換すれば、約 八万円から十万円ぐらいもかかるのです。


とにかく、大出費は覚悟しなくちゃならない、それでも乗るか?ということで

迷いに迷ったあげく、これ以上の損失は出すまいと諦めました。



廃車にする後押しをした別件として、

「ネコノミ」の繁殖(下記)に悩んでいました。

「ネコノミ」というのは「ノラネコ」に寄生する「ノミ」のことです。

数年前の頃、車内を乾燥させようと思って、天気の良い日には

ドアを四枚とも全開にして自宅の庭に駐車していたのです。

ある日のこと、ノラネコがシートの上で昼寝をしているのに気付きました。

その時は、シートを破たなきゃいいか、ぐらいにしか思っていませんでした。


その頃から車に乗る度に、なにか蚊に刺されるような感じになりました。

蚊に刺されたにしては、猛烈な痒みが何日も続き、

ひどいのは水ブクレみたいになるのです。


それが「ネコノミ」の仕業だと知ったのはだいぶ後のことです。

「ネコノミ」だと知ってからは「バルサン」を毎年のように炊きました。

しかし、炊いた時にタマゴだったやつには効果が無いらしく、

毎年、暖かくなってくると刺されるのです。

シートの奥深く入り込んでいるようなのは駆除できず、

乗る度に背中やらお尻やらを刺されるのです。

そうしたことも後押しして廃車にしました。



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廃車にして三カ月ぐらいは軽トラに乗っていましたが、

年老いた母を軽トラに乗せるのは、シートの形状からして無理がありました。


当初は軽四の乗用車にしようかとも思ったのですが、軽四は高価なんです。

少し良いのになると百万円は用意しなくちゃいけない。かと言って、年式の

古いのにすると、少し古い中古車はハイブリッドの出始めのやつが多く、

風変わりなメカニズムが多いのです。軽四にするなら年式の新しい物を。

年式が新しければ価格も新車に近いものになる、ということで、やめました。





2018年の年末に近くなった頃、

廃車した KA-9 の修理代にとっておいた数十万円がある。

ほんとは、別の物を買うつもりだったのですが・・・。

その貯金で車を買うことにしました。



以下より記事中の表記

1台目 / KA-7   2台目 / KA-9   3台目 / KB-1



販売店選定

県内の中古車店を漁ってみたものの、レジェンドは見つからず。

最寄りの販売店で探してもらうという方法もありますが、

探してもらえばそれなりの加算はあるわけです。

こんな車は地方では珍しいので、加算額は推測できません。


インターネットで遠方に目を向けてみると、中央のほうにはたくさんありました。

たくさんある中で、千葉県市川市の「ホンダカーズ西千葉」は場所的に

私の専攻する古代史に叶った地域であり、いつかは歴史旅行に

行ってみたいと思っている所です。そういう単純な発想で店を決めました。


早速メールを送ってみると、遠方でも対応してくれるということ。

業者が自走で運ぶということで、これには意見もありそうですが、私としては

カーゴトラックで運んで来るよりも自走のほうが安心です。なぜかって、

車の調子が悪かったら日本列島を縦断するような自走はできませんから。


配送料金については、千葉県から山口県の場合、

たとえば自分で新幹線に乗って引き取りに行き、

高速を走って帰るのと、あんまり変わらない費用です。

私は配送してもらうほうがいいので頼みました。

なぜかと言うと、ナンバーの新規登録があるからです。

配送と言っても、専門業者が自走して持って来るだけではなく、

県の陸運局でナンバー新規登録をして持って来てもらえます。

そういう訳で、自走配送で納得しました。


しかし、個人的には車代金を送金する面で、かなりの不安がありました。

あの突然な倒産で大問題になった「はれのひ」のことが脳裏をよぎりました。

私自身も四十年ぐらい前に東京のオートバイ店 ( モト・レオン ) が倒産して

多額の金銭を回収できなかった怨みな思い出がありまして、不安はありました。


営業の人に倒産した場合どうするかと話したところ、実は営業の人も遠方の

私に対しての不安があるのだと切り返されました。ホンダ専門店であり、急な倒産は

考えられないとしか言いようがない、という返事でした。

心配していてもきりがないので、腹を決めて信用して通販方式で買うことにしました。

まあ、万が一倒産したら営業の人が私の現金を押さえておいてくれればと思いました。

甘いかもしれませんが、そうするしかないのが実状です。




車の状態

外観


直接行ってみるのが最良なことは百も承知ですが、往復で数万円はかかる訳です。

営業の人の視点にまかせて不具合の見られる所を写真やメールで送ってもらいました。

モールのメッキ剥げなどを指摘されましたが、交換してもらうとすれば

無料サービスという訳にはいかないでしょうし、そのままで買うことに。

メッキが剥げた原因は高圧洗車が原因だということは直感しました。

洗車好きな人の車を買うと、必ずと言っていいほど洗車によるトラブルが多いです。

ちなみに、私はほとんど洗車をしませんが、KA-9 は二十四年物だとは

誰も信用しないほどの新車並みな輝きを保持していました。

あんまり高圧水や洗剤で洗車するのは考えものです。


そのほかに指摘されたこととして、助手席のグローブボックスのキズがありました。

子供が付けたキズだろうということで、交換すれば約三万円少々かかるので、そのまま買うことにしました。

後に車が届いて、じっくり見ると、そのグローブボックスのレザーに付いている丸みを帯びた

複数の痕跡は女性のハイヒールのヒールで踏んだ (踏ん張った) 痕跡だと直感。

行儀の悪い女性か・・・・・はたまた・・・・・車だけが知る、なかなか味のあるキズです w w w 。


ちなみに、余談ですが、今まで乗っていたレジェンドの最上級機種には

運転席からボタンで助手席のシートをリクライニングできていました 。^^。

今でも 3.7 のレジェンドユーロには装備されていると思います。




車の状態 / メカ面


ドライブシャフト・ゴムブーツ

以上で外観は納得点になったので、こんどはメカ部分です。

まず、駆動輪のドライブシャフトのゴムブーツの状態。

これはゴムブーツだけの交換ではなく、シャフトごとでの

アッセンブリー交換になるので、およそ九万円ぐらいかかります。

私は KA-7 で失敗しているので、当初は良くても交換してもらうつもりだったのですが、

走行距離は五万キロ程度だし、以前の KA-9 は二十四年間破れなかったこともあり、

営業の人も大丈夫だとは思うけれど、と言われるしで、

破れた時点での交換にすることにしました。




タイミングベルト

タイミングベルトという物は、エンジンのバルブなどを開け閉めしています。

つまり、タイミングベルトが切れたら、エンジンは、瞬時に動かなくなってしまいます。

昔はプッシュロッド(棒)やチェーンだったのですが、騒々しいので

今はベルトになってしまいました。 よって定期交換が必要です。


交換時期はメーカー指定がありますが、一般的に十万キロまたは十年で交換です。

中古車として購入する場合、たいがいはその交換時期に到達しています。

すなわち、交換費用の数万円を購入資金に入れておく必要があります。

そういうことを知らずに買って、そのまま乗っている人もいますが、

踏み切りや交差点の真ん中で切れたらどうしよー w w w


さらに、切れたら、ピストンがバルブを叩いて、バルブステムは曲がり、

はなはだしい時にはエンジンはスクラップになってしまいます。


最近のエンジンはバルブに当たらないという話を聞きますが、定かではありません。

昔ばなしになりますが、四十年ぐらい昔の初期型のホンダ・ライフなどはよく切れていました。

バルブはひん曲がり、ピストンヘッドはグシャグシャになって、クランクも曲がっているかも、で、

どうやって直すか、直し様がない、という感じでした。


私の買おうとしている車は走行距離は五万キロで余裕がありましたが、

年数が十四年でオーバーしているので迷わず交換しておいてもらうことにしました。

交換中の写真を送ってもらったのが下の写真です。




歯車にタイミングベルトがかかっています。

青色の液体が見える所はウオーターポンプがある所です。





同じレジェンドのタイミングベルトでも、年式が違うと、こんなに違うのです。

長いほうが KA-9 のタイミングベルト。

短いほうが KB-1 のタイミングベルト。

KB-1 のベルトは、まるで軽四のベルトみたいな感じです。

幅も小さくなって薄くなって、見た感じ切れやすい感じがします。

材質が良くなっているのかもしれませんが、

交換時期には早めに交換したほうが良さそうだと思いました。






タイミングベルトを交換する時にはウオーターポンプも交換しておかないと、

もし水漏れなどを起こすと、タイミングベルトを外して修理する必要があり、

水漏れの修理費にタイミングベルト分解費用が加算されてしまいます。


つまり、タイミングベルトを交換した直後に水漏れなどを起こすと、

修理費用が二倍になってしまいます。それを防ぐために、

ウオーターポンプが良くても、新しくしておくほうが経済的なのです。

そこらへんを気を利かしてやってくれるかどうかは販売店の判断です。

ここでは交換しておいてもらえたので感謝です。安心できます。









タイミングベルトの交換と合わせて、

プーリー類の交換もしてくれていました ( 感謝 ) 。


むかしの KA-7 の時の話しですが、このプーリーが固着してしまいまして、

エアコンベルトがプーリーの上で滑り、ギューッ、バンッ、という音がして、

エアコンベルトがぶち切れて、エアコンが使えなくなったことがあります。


修理屋に持って行くと、プーリーが回らなくなるような古い車はもうダメだから

他の車にしたらと言われまして、私はいじけてそのまま乗っていました。

夏の真っ盛りだったものですから、それはそれは暑かったです。

そういうこともありまして、プーリーを交換しておいてもらえたのはありがたいです。


KA-7 はエアコンとダイナモ(発電機)のベルトが独立していたので

切れても乗れたのですが、この KB-1 は 1本のベルトで、すべてを

回しているようですから、切れたら走れません。そのベルトも

交換しておいてもらえたので安心していられます (感謝) 。





KA-9 は縦置きエンジンでしたが、これになって横置きエンジンになりました。




タイヤ


自分好みに交換するつもりだったので、タイヤに関しては特に気にしませんでした。

車検に受かるぐらいの山があれば当分乗れます。

現状はブリジストンのポテンザが付いています。

ポテンザは賑やかなので、少し乗って、静かなタイヤに交換するつもりです。




1年間の保証




ホンダ認定中古車なので、1年保証が付いてきました。

しっかり乗って、悪い所は直しておきたいです 。^^。

たぶん、整備が良いので悪い所は出ないと思います。




一連の経過


2018年 12月20日頃 こちらの意思をメールで送信。


この間、メールで交渉。
間に正月休みが絡み、さらには火曜水曜が休みのため、
店が休みで、メールなど通じない時が多く、長引き苛付く。
車の状態などを写真で送ってもらい、確認交渉。


2019年 1月15日 自動車注文書が送られて来る。
自動車保管場所申請書に捺印発送。


2月4日 送金願いあり。自動車代金を一括送金。
納車の時の支払いを希望したが、それはできないとのこと。
危険だが、ホンダのディーラーなので運にまかせて送金。


2月12日 登録完成車両届く。


2月15日 HONDA 中古車保証書届く。 完了。

今まで、こんなに日数がかかったのは初めてです。
昔の私ならキャンセルしていたと思います。




軽四の新しいのを買うより安くつきました。




後の整備に関して

四十年ぐらい昔のホンダは「エスエフ」という修理工場を全国規模で展開していました。

全国どこで不調になっても整備が受けられる、という、今では一般的ですが、

当時は、その店で買った車でないと、良い顔をされない時代でした。

自動車店に、いわゆるムラ思想があった時代なのです。


そんな時代に全国どこでも整備が受けられるというのは画期的でした。

そのポリシーは今でも引き継がれていて、遠方で買った車でも最寄りの

ホンダ店で保証修理が受けられます。


ただ、気になる点として、ホンダ店はいろんな名称があります。

「ホンダカーズ」「ホンダオートテラス」等々・・・。

私は千葉県の「ホンダカーズ」で買ったので、最寄りも「ホンダカーズ」に行きましたが、

同じホンダといえども、まるで仏教宗派のごとく、わかり難くなっているのが実状です。


それらの店は、新車を主力にしているか、それとも中古車を主力にしているか、

その違いらしく、根本はどこも同じだそうですが、まあ、わかり難いです。

「ホンダカーズ」と、「ホンダオートテラス」が並んでいる所もあり、

初めての時には、どっちに入ればいいんだ、と、かなり迷いました (笑)。


この車の場合、地方だと外車よりも見ることの少ない車なので、

昔からこの車を扱ってきた店に整備を依頼することにしました。

我が家からは少し遠いですが、頻繁に行くわけではないので、ドライブ。








三台を乗り継いで来ての感想




 KA-7




KA-9



今回買った KB-1 はすでに 10年以上を経過している中古車であり、

インプレッションと言うには十年の歳月を入れる必要がありますが、

今の新車も内容的にはそんなに大きな変化は無いと思います。


良い面は、カー雑誌などを見れば記事もあることですし、

ここでは悪いと思った点を挙げてみます。

ここに挙げた悪い部分が自分の許容範囲だと思われれば、オッケーです。


中央のほうでは、この車の中古車はたくさん出ているようです。

買おうと思っているかたが、この程度なら自分は構わないという

見極めの指針になればと思います。



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不便で悪い改良だと思う件


キーレスエントリー

発信機が無いと、エンジンスタートはできない。

付属キー単体での開錠施錠はできないし、エンジンもかけられない。

とにかく発信機がないと何もできないのです。

発信機の電池が無くなったり、水没させたりしたらどうしよー w


ボタンは三つも付いて、乗り降りする度に、どのボタンだったかと迷う。

発信機を持っていると、ドアは開くので、ちゃんと施錠したかどうかの確認もできない。


昔のキー式のほうが、便利で、早くて、確実で、簡単、。

断然、KA-7 や KA-9 の特殊キーのほうがいい。

新しくなって不便で悪くなっている。






そもそも、ドアを開けて乗り降りするのに、わざわざ離れた所から

無線で開錠施錠する必要があるのか、と言いたくなります。





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パーキングブレーキ





足踏み式は KA-9 も同じですが、開放が違う。

KA-9 は足で踏んでかけて、手でレバーを引いて開放でした。

この KB-1 になってからは、踏み込み開放になったのです。

この踏み込み開放の最大の欠点は、再確認ができない。

坂道で、しっかりかけたかな?と、再確認すると開放になってしまう。

これを設計した人は再確認なんかしないのでしょうかね。

これも昔の KA-7 ・ KA-9 のほうがいい





KA-7 KA-9 は上の白い文字の辺り ( ETC の上の所 ) に

手引きレバーがあって、それを引いて開放でした。

今でも、レジェンドユーロはそうなっているのかもしれませんが未確認です。




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フロントピラーの傾斜度

フロントピラーとは、フロントガラスを支えている柱のことです。

流線形にするために極端に傾斜しています。

柱が傾斜しているため、斜め右前方の視界を極端に妨げています。

さらにはサイドミラーがあって、視界は益々悪化。

右折時には目線や頭を大きく動かさないと

歩道を歩いている人を確認できません。


山道などの曲がりくねった道だと、右カーブでこの柱が邪魔になって

前から来る車に気付くのが遅れます。

極端に傾斜しているものですから、自分の頭を動かさないと、

右カーブではほとんど見えません。


願うところは、運転席側だけでも、クラシックカーのような「カーブガラス」を使い、

運転席の横辺りに柱があるようにすれば、かなり視界は良くなると思ったりします。

転覆した時にもそのほうが屋根が潰れ難いので安全だと思うのですが・・・。





年式が新しくなるにつれ段々と傾斜がきつくなってきています。

つまり、新しくなればなるほど右前方の視界が悪くなってきているのです。




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目視で操作しなくてはならない

車は走っています。

歩道を歩く女の子をチラ見するだけでも危険なのに、

ほとんどの電子操作は目視が必要になっている。

おまけにややこしい。





たとえば、ヒーターの風量調整を例にします。


● ボタンの位置を見る (わき見運転)。

● 風量調整の画面を出すのにナビゲーション画面を見る (わき見運転)。

● ダイヤルで画面を見て設定。ここでも目視が必要 (わき見運転)。


どれも皆、見なきゃいけないという危険。

それでも見えればいいですけれど、私など老眼鏡をかけないと文字すら読めない。

コンソールのボタンなど文字が小さくて、老眼鏡をかけて、さらにルーペが必要(笑)。

ナビゲーション画面も同じく。 つまり、無用の長物です。 私には必要ないです。


先日も走っていて、何か入りの悪いラジオがかかっているようなスピーカー音がするんです。

停車して適当にいじってみるも、操作を研究していると日が暮れるので、そのまま走りました。

横に乗せていた母も「賑やかな車だねえ」と言うし、私は「言わせとけ」と返しました(笑)


この車には声を出して話せば調整してくれる機能が付いてはいますが、

風量調整はやってくれるのだろうか?


結局、ヒーターの風量調整ひとつとっても昔のほうが簡単明瞭

昔はスッと手を伸ばせばそこにあって、手探りで操作できた。

電子操作よりも確実に早い。それで不便を感じたことは一度も無く、

今のほうが不便です。


前方を見ながら手探りで操作出来て、しかも操作回数の

少ないことは安全な車の基本です。




上の写真は KA-9 の音楽 CD マガジンです。

六枚の CD をセット出来て、聴きたい曲を瞬時に呼び出すことができます。

これにも変ぼうがありまして、写真のは、トレイに CD を乗せる方式です。

KA-7 は、トレイは無く、マガジン(ケース)に直接挿し込む方式でした。


そして、KB-1 になってからは六枚の CD をデッキが飲み込む方式になりました。

それは良いのですが、操作がややこしくて、まだ一度も聴いていません。

昔みたいに走りながら挿し込んで聴く、なんてことは、とても出来そうもありません。


車の操作のほとんどは走りながらすることが多いので、

ややこしいのは危険なので、最初から聴く気にならずです。



余談ですが、

マガジンも昔のほうが使い勝手が良くて、新しくなるにつれ使い勝手が悪くなって来ているのです。

KA-7 ・ CD をマガジンに直接挿し込む ⇒ KA-9 ・ CD をトレイ(皿)に乗せてマガジンに挿し込む(上写真) ⇒ KB-1 ・ CD をステレオデッキが飲み込む(操作のややこしさ)

これを見てもわかりますように、昔の KA-7 がいちばん使い勝手が良いのです。


ただし、KA-7 は後ろのトランクルームにオートチェンジャーがありましたので、

マガジンをセットする際に、いちいち降車しなくてはならず、雨降りは大変でした。

KA-9 になってオートチェンジャーは室内のセンターコンソールに移設されました。


ホンダは後ろにこだわりがあるらしく、KB-1 もナビゲーション CD は

車から降りて後ろのトランクルームで挿し込むようになっています。

KA-7 を思い出し、なんとなく懐かしさを感じます。

なかなか色気があっていいのですが、雨降りがやれんですね。




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高級車らしからぬ粗末なメッキ








メーカーが軽量化したい気持ちはわかりますが、

十年そこそこで、こんなになるプラスチックメッキはいただけない。

こうした高級車は、耐候テストの果てに存在するべきであり、

多少重くなっても金属ベースのメッキであるべき。

数年でボロボロになるポリバケツと同じではいけません。

とりあえず、これはメッキスプレーで目立たなくします。



余談ですが、

この車は事故歴は無しということで買いました。

メッキモールを見ても、それは事実だと確信します。

角をこすったりしたらメッキモールは新しく交換しますから。

風化したメッキモールですから、こすったりもしていないようです。

前の所有者はなかなか運転の上手かった人だろうなと思います。




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ヘッドライトのレンズ





以前の KA-7・KA 9 は、二十四年を経過しても レンズ の変色はありませんでした。

この KB-1 は十年そこそこで変色が始まっています。


これも昔のほうが良いという、まったく段々と粗悪品になってきている。

黄色く変色したヘッドライトは、それだけで品が下がります。

ライト照度にも影響する訳で、安全意識をも問われます。

ホンダを代表する高級車がポリバケツと同じ材質ではいけません。


ウインドウガラスのような材質で変色しないレンズにするべきです。

とりあえず、これは、コンパウンドで磨いてクリアーにしようと思います。




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雨水の侵入


今まで私が乗って来た レジェンド すべてにありました。

ポタポタと雨漏りをするようなひどい状態ではなく、

どこからか染み込むのです。

特にリヤのトランクルームは顕著です。


雨降りの後でトランクを開けてみると、マットが湿気を帯びて濡れています。

トランクに入れている物が汗をかき、工具などは錆び、それだけならまだしも、

その湿気が雑菌の発生源になりますから深刻です。


晴れた日は乾燥させようとして、フタを開ければ夜間用のランプが点きっぱなしになり、

電球を外しておかないとバッテリーが心配になります。この KB-1 はランプが二個もあります。


湿気の原因は構造的に見てゴムモールの防水性だと思うのですが、明確な答えは出ていません。

まあ、青空駐車しておくような車ではなく、屋根のあるガレージに入れておく車ではあります。




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ハンドル切れ角

レジェンドのハンドル切れ角は優れていて、

道幅さえあれば軽四の入れる所ならたいがいの所は通れます。

特に KA-9 は優れていました。軽四が切り返さなくてはならない道を

一回で回れてしまうのです。

私は歴史取材で道の狭い所は頻繁に出てくるのですが、KA-9 の時は

軽四が入っていれば大丈夫だと確信していたぐらいです。


しかし、この KB-1 になって、その優秀な切れ角が少し落ちたかな?と感じます。

ほんの少し違うんですね。そのほんの少しが切り返しになってしまう。

私自身の慣れ不慣れかな?とも思ったのですが、やはりほんの少し違う(笑)。

まあ、これはタイヤなどにもよりますから、ほとんど同じかもしれません。






税金問題


長々と書いて来て、これをいちばん挙げたかったのです。

毎年の税金・六万八千円です。

約七万円を毎年支払わなくてはなりません。

高額納税車だからといって特別な優遇措置があるわけでもなく、

逆にひんしゅくの目で、少しいじめてやれという逆風をもろに受ける。

高い税金を払って奉仕しているのに、なんでひんしゅくを買わなきゃならないのか。

ひんしゅくの目は、安い税金で走っている軽四に向けるべきだといつも思います。


初めて大きい車に乗るかたは、たいがい、税金で意気消沈されると思います。

私は車代を現金支払いで買ったので後に残りませんが、ローンで買う場合は

後であれこれと支払いが重なって来るので周到な維持計算が必要です。


どう計算するかと言いますと、

『ローン』プラス『車検代』プラス『税金』プラス『任意保険代』です。

車検を受ける年は、その四つが重なり、まさに修羅場です。

車検代をローンで組んで、そこへ税金を二年分含めて組み立て、

次回の車検までにローンを完済するべく、あぁ、税金にも利子が付く(笑笑)。

しかし、車代のローンも払わなくちゃいけない、さらには

任意保険の支払いもある、という現実。

そうした推測になります。


大事な点は、そうまでして乗りますか?ということであり、

その車をどこまで好きでいられるか、ということでもあるのです。


私は軽トラも持っていますが、その軽トラの税金は 六千円です。

六千円と七万円、この天地ほどの差はひとこと言いたくなります。

この税額だと、車に関心の無い人は迷わず税金の安い軽四にします。

税金の高い普通車など売れようはずもない、ということにもなりましょう。


高額納税車は車検の時の税金が免除になる、というふうな

優遇措置にならないものでしょうか。



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ここまで欠点ばかりを書いてみましたが、良いところのほうが多いから私は乗っています。


大きい排気量の車は登り坂がすごくラクです。

小排気量だと、アクセル全開で登って行くような坂道でも、

アイドリングに毛が生えた程度の回転数で登って行きます。

そのアクセル開度を比較すると、排気ガスなどプラマイゼロに

なりはしないかと、いつも思うことです。











以上の四枚、室津半島スカイラインにて撮影。

この道はカーブが多いので、ふもとの海岸線のほうをおすすめします。

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お気に入りの道を走る時、

ずっと走っていたくなる、そんな車です。


地球温暖化を叫ばれている昨今、

大きい車への風当たりは強いものを感じます。

しかし、人間ばかりが悪者ではないと思います。

一度に大量のガスや熱気を放出する火山活動を見ると、

温暖化は地球自身のやっていることではないかと私は思います。


大きい車は無意味だ、などと食わず嫌いをせずに、

資金にゆとりのあるかたは、ぜひ乗ってみられるといいです。

心にゆとりが生まれ、人生が変わるかもしれませんよ。



千葉県市川市新田のホンダカーズ西千葉のスタッフの皆さんにはお世話になりました。

おかげさまで快調に走ってくれています。

私が高齢者になるまであと数年程度しかありませんから、

それまで安全に走れれば大満足です。






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思い出の車






HONDA レジェンド 2台目  エクスクルーシブ  KA-9  V6 3500cc  1996年式 フルノーマル

リッター 一般道 7〜8キロ  高速道路 12〜13キロ   毎年の税金 6万8千円


部品調達が困難になり、車検に受からず、廃車しました。

新車時から起算して 24年目でした。

前所有者が約 六万キロ、私が約 十四万キロ乗り、合計約 二十万キロ走りました。

エンジンも車体も絶好調だったのですが、冒頭で書いたように車検に受からず。





ドライブ記 (内部リンク)

 2009年6月9日  柿ノ木村を訪ねて 

 2010年9月3日  岩屋観音参詣 


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  HONDA レジェンド 1台目  アルファ  KA-7  V6 3200t  1990年式  フルノーマル





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トヨペット  クラウン
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ミツビシ  コルト・ギャラン・GTO
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ニッサン  サニー  B-10 
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ホンダ  N-360
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ニッサン  サニー トラック
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ホンダ 軽トラ
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