96　LEGEND


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2009-6/9
柿ノ木村を訪ねて






中長距離トラックの運転手をしていた頃の名残りか
未だに車のハンドルを握ると仕事の延長線にいるような気がする。

そんな私を仕事感覚から開放してくれたのが、このLEGENDである。
もう１３年物ではあるが、腐っても鯛は鯛だ。

出不精な私を柿の木村まで走らせようとする動機は、何を隠そう
「わさび漬」が食いたい、という単純な願いである。

「わさび漬」に関しては、以前からスーパーを物色したりもしてみたが、無い。
たまに似たような物があってもスズメの涙ほどの量である。

よし、それなら、昔よく買っていたあの店まで行ってみよう。
・・・しかし、買っていたのは、なんせ20年ほども昔の話である。

店そのものが存続しているかどうかも危ういところがある。
ええい、グダグダ言う前に走れ。

国道187号線をひた走る気まぐれな
「わさび漬」のドライブが始まったのである。





道路工事の信号で停まった間に錦川を眺める。

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下の写真（解説板）の地点にて錦川を見おろす。









国道187号線は信号が少ないうえに交通量も少ないので、私好みだ。

時間的にも日原に出るまで、かなり長い時間こうした状況が続くので、思いっきり気ままに走れる。
それは決してスピードを出せるとか、そういうのではなくて、
前にも後ろにも気を使うことなく気ままに走れるのがいい、という意味である。

こうした平野部があれば、タイトな山間部もある。
温泉も点在しているし、川魚の料理も美味いと聞く。
さらには、歴史的にも極めて重要な社寺が散在しているのである。

実に私好みな道だ。
もし、私が若くて、彼女と１日をドライブで過ごすなら、このルートだと思う。＾＾。


そういうことを想い巡らせながら２時間ほども走る。


あった、まだあった、存続していた。
２０年ぶり・・・
あの頃の自分に出会えたようで嬉しい。











山から湧き出てくる自然の湧水だ。
これからの季節は、この冷たさがいい。




水槽のなかに川魚がたくさんいる。




私に料理ができたらなぁ、と思うほど山菜が多くある。
よし、次の嫁さんは料理好きなのを選ぶど、と誓った。




店の前からの風景。

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家を出たのが２時過ぎだったので、ゆっくりしていると日が暮れる。
「わさび漬」を２瓶買って、急いで帰路につく。

「かしわ餅」も買ったのだが、よく考えると、これは走りながら食べられない。
走りながら「・・・かしわ餅・・・かしわ餅・・・」と、アドリブりながらひた走る。




途中の工事中信号にて・・・かしわ餅を食う。

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まぼろしの「わさび漬」。＾＾。



わさびの葉っぱを漬物にしてあります。

これさえあれば、お茶漬けご飯が・・・（笑）。




値段は１瓶　千円位。







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