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短歌・長歌


2016-1/15

人の縁 人さらに人 呼ぶ人も 命かけ人 人生かすため

ひとのえん ひとさらにひと よぶひとも いのちかけびと ひといかすため


2016-1/9

古を 偲び蒔きする 種綿に 綿摘み神の 注文多し

いにしえを しのびまきする たねわたに わたつみがみの ちゅうもんおおし


2016-1/4

もう若く ないぞと我に 言いつつも 若い頃より 速走りする

(注・・速走り・・はやばしり)


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2014-1/9 木曜日 晴れ時々曇り

イワノトミノ カズマロ 約十年前、若い頃を思い出して詠みし歌、五首


若い頃 手紙ひとつに 便箋を 一冊使いて 書いた事ぞと 


一日を 使いて書きし 恋文を くそくだらんと 破り捨てしも 


悶々と 綴る手紙の 脇手には ヌード美人の 笑みて重なり 


高級な 恋したあげく 海外へ 旅するひとか 我とは違ひ 


失恋も なぜか和歌なる みたたしの 面倒くさやと 歌い飛ばせり 





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2011-1/15 土曜日

歌会始

今年の歌会始のお題は「葉」だそうです。
私もそのお題で一首詠んでみました。


イワノトミノカズマロ 「葉」を詠む歌一首

七草の 芹の一葉を 椀に浮け 春分ち合ひ ブログ人らと

ななくさの せりのひとはを わんにうけ はるわかちあい ぶろぐびとらと








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平成十九年(2007)1月に海風想の著者のページに掲載した自作歌です。
写真は日本三文珠のひとつ周防大島の龍岩寺です。
歌はこの寺に何度も何度も参拝しまして詠んだものです。
本堂に一人で座って写経をしたこともあるんですよ。
すごく落ち着きました。^^。

そうして自分でつくったこれらの歌を復唱しながら写真撮影しました。
(撮影・2006年11月)





銀杏舞ふ 石橋渡り 山肌の 本堂に着く 住む僧もなく
いちょうまう いしばしわたり やまはだの ほんどうにつく すむそうもなく







古の 僧侶が築きし 磐坂も 山帰してゆく 通る人もなく
いにしえの そうりょがつきし いわさかも やまきしてゆく とおるひともなく







岩窟や 気の噴き出せず たまりその 我も同じと 拍手を打つ
がんくつや きのふきだせず たまりその われもおなじと かしわでをうつ







ことさらに 冷気の沢に 水を受け かたじけなくも 禊水とす
ことさらに れいきのさわに みずをうけ かたじけなくも みそぎみずとす





北西に 母なる山の 見えざれば 杉木立ち又 冬の空に揺れ
ほくせいに ははなるやまの みえざれば すぎこだちまた ふゆのくうにゆれ


(以上五首・平成十四年(2002)十一月二十七日の作)

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長歌


イワノトミノカズマロ 周防大島にて作歌一首

永遠に 浪打ち寄せる 琴弾きの 外つ宮辺より 道の後 後代に知らすと 楼門を
いつきたまひて おろがみて 畠の小門より 金橋を 渡りますれば 大伴の
御津の磯辺に 一の宮 屋根葺き上げる 稲穂にも 年の移りて あらたしき
移したまひき すめろきの 御鷺の向きも いにしへを 呼びて迎へど 潮ゆかず
油良に漕ぎ入り 玉の石 拾はむ我を いま人と 知りしますれば 浜も無き
ただはらはらと 岩清水 宮の御前を 流れけり 結ぶ松が枝 宮崎の
はろけきことと 菜漬の記を うち開けども 文字も無き
筏のごとく 波間より かがり火燈す 女神のあり
出雲に向きて ツツノオの 底に膝つけ 勅
波に戯れ 遠き世を 偲ぶ今ゆへ 思ひかねつも




えいえんに なみうちよせる ことひきの とつみやべより みちのあと ごだいにしらすと ろうもんを
いつきたまいて おろがみて はたのおどより かなはしを わたりますれば おおともの
みつのいそべに いちのみや やねふきあげる いなほにも としのうつりて あらたしき
うつしたまいき すめろきの みさぎのむきも いにしえを よびてむかえど しおゆかず
ゆらにこぎいり たまのいし ひろわむわれを いまひとと しりしますれば はまもなき
ただはらはらと いわしみず みやのみまえを ながれけり むすぶまつがえ みやざきの
はろけきことと なづのきを うちひらけども もじもなき
いかだのごとく なみまより かがりびともす かみのあり
いずもにむきて ツツノオの そこにひざつけ みことのり
なみにたわむれ とおきよを しのぶいまゆえ おもいかねつも


(平成十四年(2002)十二月の作)

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