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MRI レポート


耳の不調がもとで MRI 検査を受けました。

その時のレポートです。






数カ月前の夏頃から耳の聞こえが左右アンバランスでした。

2本の鉛筆を耳に近づけてコチコチ音を出してみると、

右耳はほとんど聞こえていないことに気付きました。

医者に行かなければと思いながら数カ月が過ぎました。


それと関係しているのかは不明ですが、体の右側が不調です。

右の肩こりがかなりあります。

また、右ひざも階段の昇り降りで痛い時があります。

そして今回の右耳の不調です。みんな右側(笑)



冬になったある日、右耳が詰まったような感じがしてきました。

その症状を書くなら、たとえば高い山に登ると、

気圧で耳が詰まったような感じになりますが、それと同じ感じです。


意を決して耳鼻科に行ってみました。

耳孔は特に異常無し。詰まり等も無いとのことでした。

その頃から右耳だけ耳鳴りが出るようになりました。


ささやかな耳鳴りはいつもしているのですが、それとは状況が違い、

今回の耳鳴りは、かなりギャーギャーとひどい音です。

頭を激しく揺さぶるとワンワンワンと耳元で犬が吠えます(笑)

ウオーキングをすれば歩くのに合わせてポヨポヨと言います。


夜になると、とてもとても耐えられないほどギャンギャンと、音がしてくるようになりました。

その時、立った状態で頭を膝下まで下げると、音が嘘のように静かになります。

ふたたび頭を上げて直立すると、またすぐ元に戻り、ギャーギャー鳴ります。

耳鼻科で処方してもらったビタミン剤を飲むと、だいぶおさまる時もありました。


ふたたび耳鼻科に行って、症状を話すと、MRI で検査をしてもらおうということになりました。

病院の手続きなどは耳鼻科で全部やってくれて、検査当日は紹介状を持って行くだけで良かったです。






私は生まれつきの軽度難聴で、こういう大きい病院だと、

名前を呼ばれてもさっぱりわからないので応答できない不安感があります。

気をつけていても、順番待ち一廻り、二廻りなど毎度のこと。ほんとに困るのです。

難聴にもいろいろあり、補聴器で効果があればとっくにやっています。

両耳で 50万円の補聴器でもダメでした。


看護婦さんの蚊が鳴くような声で呼ばれるよりも、

ホワイトボードなどに書いて表示してくれたらいいのにと、いつも思います。

そうした訳もあり、少々うんざりした気分で出向きました。


ところが、そういう不安点は微塵も感じず、受け付けでは案内してもらえましたし、

これは病院によって相当な違いがあるなと思いました。











MRI 室に入ったら更衣室で専用の受診着に着替えました。

更衣室に座って前の人が済むのを待つこと少々。

いよいよ入室。


死刑執行される時の気分はこんなものかと(笑)つまらん空想などして部屋に入ります(笑)

ベッドに横たわると、頭が動かないようにスポンジのようなクサビをかまされました。

そして、顔の上から覆面のような物を被せられ、閉所恐怖症がジワジワと(笑)


コードに付いたボタンを持たされ、何かあったら押すようにとのこと。

不用意に押すといけないので、ボタンは持たずにコードを持っているように言われました。

いやだ、そんなに過酷なの?、気分はまさに斬首台に横たわる死刑囚。

おらーやってねー、おらーなんもしらねー、やってねー。


どうやって 30分もの時間に耐えようかと模索していると、そうだ、寝ろ、眠るのだ、と悟る。

よし、寝るど、と。 目をとじて眠りにつこうとした、まさにその時、

もの凄い音が、ここは工事現場か。 とても眠るどころではない。


ありとあらゆる音が入り乱れ、まさに雑音のオンパレード、という感じ。

そのすごい音が別の音に変わる時に、わずかの静けさがあります。

静けさの中で何か回転しているような、カタカタカタというささやかな音がします。

ホッとするのも束の間、ふたたび工事現場に突入。 ガァーガガガガドガドガドカ。

そういうのが約 30分ぐらい続きます。終了する頃には、その音にも慣れていました。






無事、過酷な試練に耐え抜きました(笑)


医師の見解は異常無しとの判定。

耳と喉が繋がっているパイプにも異常は見られないとのこと。

頭の血管などにも異常は見られないとのことでした。


受け付けで清算をして、撮影したCDを貰って帰りました。






帰宅して、パソコンに CD を出してみました。

見てもわからないけど、自分のが見れるという安心感があります。



それで、問題の耳詰まり感覚や、耳鳴りですが、少しずつ消えていき、

二週間が経った今は嘘のように静かになっています。

あの耳鳴りの、ピーギャーワァーン、などという耐えられない騒音は何だったのだろうと不思議です。

そのナゾを解くカギは、立った状態で頭を膝に付くぐらいまでお辞儀をすると、嘘のように静かになっていました。

お辞儀からふたたび直立に戻すと、またすごい耳鳴り騒音になっていました。

私なりの素人推測をしてみますと、血流血圧にあるのではないかと思ったりもしますが、わかりません。




余談になりますが・・・、

その耳詰まり耳鳴りが起きる直前に・・・

海風想の新しい写真を撮りに大星山へ登っています。

その帰りに咳が出て、なんで咳がコンコン出るのかわかりませんでした。

その翌日から耳詰まり感覚に耳鳴りがひどくなりました。人知の及ばない世界もあるかと、一筆。





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